性感染症について

性感染症って何ですか?
性的な行為によって相手にうつる病気を性感染症といいます。
早めに治療すれば治すことができるものもありますが、再発することも多く、治療が不完全だと慢性(まんせい)化することもあります。
がんや妊娠しにくさ(不妊症)などの原因になることもあります。
感染しないこと、感染させないことが大切です。
性感染症にならないためにどうしたらいいですか?
性感染症を防ぐには2つの方法があり、コンドームをつけることと、性行為(セックス)またそれに近い行為をしないことです。
①射精直前にだけ付けるのは意味がない
始めから終わりまでコンドームを付けましょう。

②正しい装着方法を行う
空気はきちんと抜いてから装着しましょう。空気が入っていると、性行為(セックス)中に破れる可能性が高まります。

③正しいはずし方を行う
射精後はすぐにコンドームの根元を持って抜き取りましょう。
すぐ抜かないと縮小した性器の間から精子が漏れたり、はずれたりして危険です。

性感染症になったらどうしたらいいですか?
性感染症は、自然には治りません。
性感染症にかかると、男女とも妊娠しにくさ(不妊症)の原因になることがあり、女性では妊娠・出産のときに赤ちゃんにもうつる(母子感染)危険性もあります。
気になる症状のある時は、必ずパートナーと一緒に検査・治療を受けましょう。
パートナーも性感染症に感染している場合は、一緒に治療を受けることがとても大切です。
どちらか一人だけが治療しても、パートナーから再び感染する可能性があります。

HIVやその他の性感染症が心配なときは下記の窓口から電話・LINE相談や検査を受けられる施設が探せます。
子宮頸がん予防(HPV)ワクチンを含む予防接種、インフルエンザ、性感染症、その他感染症全般についての相談
HIV検査センター

「性教育いらすと」様のイラストを使用させていただきました。

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